スバルボイス(3月19日):2017年に低速域での自動追従運転を実用化/次期「インプレッサ」から新プラットフォームを展開/2020年高速道路での自動追い越しを実用化へ

最終更新日:2016/03/19 公開日:

2017年に低速域での自動追従運転を実用化

富士重工業は3月7日、都内の本社でスバル車の次世代技術説明会を開き、2016年から導入する新プラットフォーム(車台)や安全技術の実用化計画などを公表。
将来の自動運転につながる「EyeSight(アイサイト)」での安全技術では、17年に自動車専用道で車速がゼロから65km/hまでの低速域で前車を追従走行する機能を実用化する。ステアリングの自動操作で車線も維持できる「準自動運転」技術としている。
同社は14年から『レヴォーグ』向けのアイサイトにおいて、時速65km/h以上で車線を維持できる技術を実用化している。新機能の追加により、自動車専用道では単一レーンでの全車速自動走行が可能となる。
この技術は日産自動車も17年の実用化を表明している。富士重の大拔哲雄執行役員は、この技術の最初の搭載モデルは検討中としたうえで、「お客様の意見もうかがって決めていきたい」と述べた。

次期「インプレッサ」から新プラットフォームを展開

昨年10月に東京モーターショーで「インプレッサ 5ドア コンセプト」が出展され、続く11月のロサンゼルスオートショーでは「インプレッサ セダン コンセプト」、今年3月のジュネーブモーターショーでは「スバルXVコンセプト」が公開されました。
3月7日に発表した次期インプレッサシリーズに採用される「SGP」こと「スバル・グローバル・プラットフォーム」
2025年までを見据えた次世代プラットフォームとして
“高性能を超えた感性に響く「動的質感の向上」”と“世界最高水準の「安全性能」”を目指して開発。
SGPでは衝突エネルギー吸収率を現行モデル比で1.4倍に向上させる。
と同時に車体ねじり剛性を1.7倍に向上させる。
車体各部の振動を大幅に低減。
サスペンションの改良と相まって車体の揺れを現行比で半減させている。
低重心化により高性能スポーツモデルと同等の操縦安定性を実現している。
高い直進安定性が求められる自動運転走行においても操舵時の無駄な挙動がなく、路面に吸い付くような走りを実現している。
ハイブリッド仕様や今後の電動化(PHV、EV)にも対応。様々なパワーユニットにも一つの設計構想で対応が可能。
「SGP」は単なる開発コスト低減はもちろんのこと、60年スバル/富士重工業が築いて来た強みをより強固なものにする要素です。
SGPはおそらくこれからのスバルの基盤となります。

 高速道路での自動追い越しを2020年に実用化へ

富士重工業は2016年3月7日に開催した次世代戦略説明会で、同社の運転支援技術の展望を説明しました。
2017年に自動車専用道路上の同一車線上での低速域追従機能
2020年には車線変更も可能な高速道路上での自動操舵の実現を目指す。
同機能は「アイサイト」の機能を拡張することで対応できる。ステレオカメラで先行車と車線を認識して、クルマが自動で加減速とステアリングを操作する。

 

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