【SUBARU】「インプレッサ」はなぜ売れる? 販売台数No.1の魅力をオーナー取材で分析

最終更新日:2017/01/29 公開日:

内山さんは約1年前、奥さんとふたりではじめての車を選んでいた。当時、奥さんが強く推していたのはトヨタの人気車種プリウスだった。一方内山さんはスポーツカーのトヨタ86やスバルBRZ(※86とBRZは、トヨタとスバル共同開発の兄弟車である)を考えていた。

燃費走行重視の奥様と、スポーツ走行重視の内山さん。ふたりの希望を共に叶える車が、燃費と性能を両立して、かつ日本の道にぴったりなスポーツカーといえる、インプレッサであった。プリウスも大変良い車であるが、スポーツ走行性能ではインプレッサの比ではないことが決め手となったとのこと。



内山さんは約1年前、奥さんとふたりではじめての車を選んでいた。当時、奥さんが強く推していたのはトヨタの人気車種プリウスだった。一方内山さんはスポーツカーのトヨタ86やスバルBRZ(※86とBRZは、トヨタとスバル共同開発の兄弟車である)を考えていた。

燃費走行重視の奥様と、スポーツ走行重視の内山さん。ふたりの希望を共に叶える車が、燃費と性能を両立して、かつ日本の道にぴったりなスポーツカーといえる、インプレッサであった。プリウスも大変良い車であるが、スポーツ走行性能ではインプレッサの比ではないことが決め手となったとのこと。

水平対向エンジンの特長、魅力とは?

インプレッサに搭載される水平対向エンジンは、低重心といわれる。なぜ水平対向エンジンは低重心なのか、そしてどこが利点なのか。

耐久性が求められるため重量があるピストンが横にあると、縦または斜めに設置する直列エンジン・V形エンジンに比べて、必然的にピストンの位置が低くなり、低重心となる。全体的に重心が高い1BOXカーのコーナリングが恐いように、重心の高い車は、物理的に不安定となる。

その点、低重心であればあるほど、安定してコーナリングできるためスポーツ走行だけでなく一般の走行でも、運転者ばかりでなく同乗者に安心感を与えることが出来る。この点内山さんも「コーナリング性能が安定しているので、安心して曲がることができる」と評した。

 

そしてもうひとつの特長である低振動にも着目したい。ピストンが水平「対向」に設置されているため、ピストンから発生する振動をお互いに打ち消しあうことができるのが水平対向エンジンの特長だ。

不快な振動は特に長距離運転の時に疲れの原因となるが、内山さんは「先日東京から青森まで長距離運転をしたんですけど、エンジンのパワー性能もいいし、低振動だからボディに揺れが来なくて往復しても疲れが少ない」「妻が運転していても安心」とのことだった。実用燃費も高速道路走行で17km/L~19km/L、一般道でも9km/L~12km/L走ってくれるので、奥さんの目も優しいとのことであった。

見る角度によって、デザインの印象が違う

デザインについては、内山さんも、奥さんも気に入っている。中でも「見る角度によって、車のデザインの雰囲気が変化するのがいいですよね。例を挙げると、正面から見ると男性的で戦闘的なのに、斜めから見ると女性的で家庭的と思います。妻もこの点はすごく評価していて、イカつくなくて、かっこいいと言っています」とのこと。

 

確かにデザインはスポーツカーそのものだが、斜めから見るとおちついたヨーロッパ車の質感を保っている。筆者はヨーロッパ車至上主義ではないが、同クラスのヨーロッパ車が非常に高価な価格帯となるのに対して、インプレッサはヨーロッパで売れば同価格帯で売れるのではないかとの内外装の質感をもっていると実感している。

 

日常の使い勝手はどうなのかと聞くと、内山さん曰く「運転席・助手席」だけでなく、後席もこの車体にしては広いので快適とのこと。またラゲッジスペースも広くて使いやすく、「いままで載らなかった荷物はありませんね。十分な広さです」と語ってくれた。

ただ欲しかったのが、後席のリクライニング機能。「今は妻と二人なので後席は使う機会が少ないですけど、将来子供が出来たときは妻が後ろに乗ることになるので、後席を更に拡げて快適にするためにリクライニング機能が欲しいところですね。」と内山さんは改善点としてあげた。

またインパネ部分に、スマートフォンやiPhoneをきれいにおけるスペースがあればなおうれしいとのことであった。顧客の声をすぐに反映するSUBARUの姿勢に期待したい。

総合性能でも折り紙付きのインプレッサ

新世代BOXERエンジン、アイサイト、シンメトリカルAWDなどを装備した総合性能の高いクルマであるインプレッサ。

ボディの見切りが絶妙で、運転しやすい広い視界、身長が高い人でも広いと感じる後部座席、前述した低重心の水平対向エンジンによる安定した走り。日本の道路すべてにベストマッチしたコンパクトなサイズ。このすべてをかなえている車は、なかなかない。これが販売台数No.1の実力といえよう。

 

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