新型インプレッサのデザインについてまとめました

最終更新日:2017/01/30 公開日:

スバル『インプレッサ』のエクステリアは、デザインのために若干のボディ寸法が与えられたため、抑揚のあるデザインが完成したといわれています。
「先代となる4代目のデザインには改善の余地があった。それは躍動感」と述べるのは、
スバル商品企画本部デザイン部長兼商品開発企画部長の石井守氏。
4代目インプレッサのエクステリアデザインは、タンブルが立っていて(後ろから見ると、地面に対してドアやサイドウインドウ面が垂直に近い角度)、ボディも上から見ると四角でした。
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そこで5代目となる新型は、「デザインのための(ボディ寸法に)余裕をもらったので、抑揚のあるデザインが出来た」つまり、「ホイールアーチも出すことでホイールオリエンテッドなデザインになり、ホイールベースも伸ばして佇まいが良くなった」と石井氏。
「4代目インプレッサも良いデザインだったが、5代目はパッと見たときにお客様が笑顔で、これ格好良いなといってもらいたい。その言葉を聞きたくて5代目をデザインした」
つまり5代目のデザインで最も重要なのは、「お客様がワクワクドキドキすること。3代目以前のスバルデザインは少し不器用だったので、購入の際の、競合負け理由になっていた。しかし4代目はデザインがそんな理由にはならなくなった」と先代を評価。
そして新型インプレッサでは、「積極的にデザインで買ったといってもらえるようにしたかった」
「これが4代目インプレッサから5代目インプレッサに変えるときに一番強くやらなければと思ったことだ」
Newインプレッサでは、ワイド&ローのスポーティなスタンス、
エアロダイナミクスを追求したフォルムやシャープなラインがもたらす先進性、
そして質感高いディテールを融合。ボディ前後のダイナミックな絞り込みや反力を感じさせるキャラクターラインには、Dynamic × Solidの哲学が宿る。
新型スバル『インプレッサ』の内外装デザインは、クラスを超えた仕上がりになっている。
実は社長がいる商品企画会議でこの質感が議論になった。「『レガシィ』や『レヴォーグ』を超えてしまった。その議論の結果、一度超えてもいい。ここでやり切って、ほかの抜かれたクルマはまた抜き返せばいいとなり、このインプレッサが実現しました」
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例えば、ダッシュボードの成型方法をレガシィなどが使う価格的に高い方法を使い、更にそれにあうシボを新規開発している。また、その周辺のメタルのフィニッシュにもこだわった。「スバルは視界と防眩のハードルがとても高い。デザインとしてはもう少し明るくしたいのだが、防眩でだめとなってしまい、昼間走り回りながら、防眩対策したメタルフィニッシュの限界にまでこだわった」と述べる。そのほか、シートのパターンも座面や背面などいくつも分かれたデザインになり、その結果抑揚がつけられた。
石井氏は好きな角度について、「フロントでもリアでも浅い角度(斜めから見てフロントあるいはリアが8、サイドが2くらい)で見て、ボディの抑揚がわかり、ホイールアーチが踏ん張って見えるところが一番良いビューだ」という。特にセダンでは、「後ろから見た角度がすごく良い。Cピラーからリアフェンダーに流れて来る面や、トランクリッドが高くてどっしりし、タイヤが横方向に出て地面を踏みしめ、ホイールアーチが出ているところだ」と述べる。
また、サイドのVの字を横にして削いだラインも特徴的だ。「コンセプトカー『ヴィジブ2コンセプト』からデザインしたので、我々は“ヴィジブライン”と呼んでおり、今回初めて量産に至った」というこのラインの特徴は、「すごく固い塊をグラインダーで削った、ソリッドな塊を削いだイメージで作ったラインだ」とし、これもクラスレスへの表現の一助となっている。
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