新型インプレッサ:秋(10月か11月ごろ)発売。走行性能に内外装まで“全てが進化”した新型インプレッサ

最終更新日:2016/10/05 公開日:

全方位”での性能向上が図られた「新型インプレッサ」

富士重工業はフルモデルチェンジが予定されている新型インプレッサの国内仕様車を、報道陣へ先行で披露した。

正式な発表、発売は今秋を予定しており、具体的なグレードや価格については秋の正式発表で公開される。

 新型インプレッサは、SGPと呼ばれる新たなプラットフォームを採用している。

そのため、走りの性能については格段に高められているという。同社の開発主査へ新型インプレッサの走行性能について伺ったところ、「先代とはまるで別物、走りについては全てにおいて向上している」とのコメントもあり、元々走りの良さに関しては定評のあるスバル車の走行性能が、さらにどこまで進化するのか大いに期待して良いのではと思われる。

5代目となる新型インプレッサは、スバルが次世代商品群の第1弾として位置づけているモデルである。次世代プラットフォーム「スバルグローバルプラットフォーム」をはじめとした、さまざまな新技術を投入しており、総合安全性能と、動的質感、静的質感が大幅に向上しているという。

具体的には、安全性に関する点では運転支援システムの「アイサイト(ver.3)」と、スバルとしてはこれが初となる歩行者保護エアバッグを全車に標準装備。「スバルリヤビークルディテクション」(後側方警戒支援システム)やハイビームアシスト、ステアリング連動ヘッドランプなどもオプションで用意される。また、新プラットフォームの採用により危険回避性能を向上させたほか、衝突エネルギーの吸収量を現行車の1.4倍とするなど、衝突安全性能を飛躍的に高めている。

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動的質感については、ボディーとサスペンションの剛性を大幅に向上させたことで、不快な振動騒音をなくすとともに、思い通りの走りと快適な乗り心地を実現。パワーユニットには可変バルブ機構の「デュアルAVCS」と筒内直接燃料噴射機構を備えた「FB20」型2リッター水平対向4気筒エンジンを採用している。

静的質感に関しては、新しいデザインコンセプト「DYNAMIC×SOLID」を量産モデルとして初めて全面採用し、スバルの次世代を担うコンパクトカーとしてクラスの枠にとらわれない高い質感を実現したという。

ボディはこれまでと同様、ハッチバックとセダンの両方を用意。

エクステリアについては、先般のニューヨークモーターショーでの世界初披露にてすでにご覧頂いた方も多いかも知れないが、先代インプレッサよりスタイリッシュな出で立ちとなった。

インテリアも、エクステリアと同様に質感を大幅に向上。

特に大手国内メーカーなどからの乗り換え時に一部で不満があり、走りの良さと引き換えにスバル車の弱点でもあった内装の質感をアップさせることで、スムースに他社からの乗り換えを促したいという狙いもあるという。

エンジンについては、今回の先行公開では2リッターのAWDのみの仕様が公開されたが、1.6リッターFFモデルも国内向けに開発中とのこと。




安全面ではスバル初の「歩行者保護エアバッグ」に注目

また、もはやスバルの代名詞にもなっている安全性能については、さらに向上が図られた。

一つは、アイサイト ver.3の全車標準装備。さらにこれはスバル初で、北米仕様にはない日本国内仕様のみとなる「歩行者保護エアバッグ」も同じく全車標準装備となった。

なぜ日本仕様のみなのかについて伺うと、北米ではクルマ対クルマの事故が多いのに対し、日本ではクルマ対歩行者やクルマ対自転車の事故の比率がかなりの割合を占めるという。

さらに、ボンネットが大きいクルマでは頭をボンネットに打ちつけるので生存率が高いのに対し、インプレッサのような小型なクルマでは頭が丁度Aピラーあたりを打ちつけてしまい、重篤な事態となる可能性が高く、そのために歩行者エアバッグの必要性が生じたとのこと。

歩行者保護エアバッグは、ボルボなどでは採用されているが国内メーカーでは初となる。安全性能を重視するスバルならではだ。

エクステリア・インテリアの質感の向上、走行性能の向上、そして安全面でのさらなる強化。

全方位で大きく進化を遂げた新型インプレッサは今後、スバルの「スタンダード」としての役割を担っていき、レガシィやフォレスターなども新型インプレッサを中心としてその個性を際立たせていくという。

そんな新型インプレッサについて、秋の正式発表・発売までは以下のティザーサイトで随時新たな情報が公開される。8~9月の全国での先行展示情報も記載されているので、新型インプレッサの情報が知りたい方や、ひと目見たいという方もぜひオフィシャルサイトをご覧頂ければ幸いだ。

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