販売台数クラスNo.1のスバル インプレッサ、オーナーの愛着心をくすぐる秘密はどこに?
街中でも扱いやすいボディサイズに大人4人が快適に移動できる居住性、そして使い勝手と走りも兼ね備えたいわゆる「Cセグメント」カーは、各メーカーがしのぎをけずる激戦区だ。その中でも、2013年度のガソリン車、1.6~2.0リットルワゴンタイプで販売台数トップを記録したのが、スバル『インプレッサ』である(日本自動車販売協会連合会調べ)。
スバルの注目モデルというと、先頃登場したばかりのツーリングワゴン『レヴォーグ』や、まもなく発表されると噂のAWDスポーツ『WRX』だが、インプレッサも着実な支持を得ていることが明らかになった。こうしたクルマとしての基本性能を磨き上げたモデルの存在が、最近のスバル躍進の原動力ということができるかもしれない。では、数あるライバル車の中から、インプレッサを選ぶ“決め手”となったポイントはどこにあるのか。オーナーの声を通じて、このヒットの要因を探ってみたい。
◆「四駆は燃費が悪い」というイメージを払拭
今回話を聞いたのは、東京都内にお住まいで「インプレッサ スポーツ 2.0i-S EyeSight」を所有する菅田公一さんと、そのご家族。
これまで、大型SUVやミニバンといったインプレッサよりも大きなクルマに乗っていたという管田さん。「でも車庫の関係とか、燃費の問題とかで、もっと小さいものにしようと考えていました。それと息子が免許を取ったので、息子も運転しやすいクルマがいいだろう、ということでサイズを小さくしたかったんです」という。
レヴォーグやインプレッサ、XVハイブリッドなど、国内外で販売が好調のスバル。走りにこだわるコアなユーザーに加え、ぶつからないクルマ?でおなじみのアイサイトの装備で、一般的なユーザーにも支持されています。
なかでも、2013年度販売台数クラスNo.1(※)を獲得したインプレッサは話題のレヴォーグをはじめとした新世代スバルの基盤となるクルマ。今回はインプレッサオーナーのホンネに迫り、クラスNo.1の人気のヒミツをこれからも探って行こうと思います。