スバルテクノロジー:水平対向エンジン FA20 DIT 直噴ターボエンジンについてまとめました
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WRXs4やレヴォーグ、フォレスターでは新世代BOXER「FA20」をベースに、SUBARU初となる直噴ターボを搭載しています。※直噴ターボとはDIRECT INJECTION TURBOの略称
この直噴化による耐ノック限界の向上や緻密な燃料噴射制御によって、
これまでのターボエンジンでは不可能だった高圧縮比、高効率を実現。
2.0ℓでありながら大排気量ターボエンジン車を凌駕する圧倒的なスポーツ性能と、そのパワーから想像もできないほどの低燃費・低排出ガス性能を両立できています。エンジンと価格でどの車種にするかを悩むお客様がいるほどです。
直噴ターボエンジンでは、まさに次世代スポーツユニットと呼ぶにふさわしい性能を手にしています。
形式こそBRZ用のFA20と同じですが、共通しているのはボア×ストロークとクランクシャフト、ヘッド周りの細かい部品程度。その他はまったくの別物。
FA20 DITも直噴エンジンとなっていますがが、方式はD4-Sではなくスバル独自の筒内噴射システムを採用。この直噴システムでは、燃焼室内に吸気した混合気を縦渦流(タンブル)させるために、TGV(タンブルジェネレーテッドバルブ)と隔壁付吸気ポート、タンブル指向吸気ポートが採用されているのがトピックである。TGVは低回転域でも積極的に縦渦流を発生させるためのバルブを備え、燃焼効率を上げています。
高回転型の自然吸気エンジンであるBRZ用に対し、FA20DITは過給器を備えることで低回転からパワーとトルクを絞り出す仕様となっている。吸気レイアウトはタービンとインタークーラー設置の関係で従来同様の後方吸気レイアウトとなっているのもBRZ用のFA20とは大きく異なる点だ。ちなみにフォレスターのXT系にも搭載されているFA20だが、こちらはSUVであるフォレスターのキャラクターにあわせ、最高出力は280psに抑えてある。
簡単にいうと、スクエアなボア×ストロークによってスポーティな特性を誇るFA20に、筒内直接噴射システムを搭載。
運転領域に対する最適な燃料噴射を可能とし、高圧縮比と吸気量増大によって、燃焼効率を大幅に高めました。さらに新設計のツインスクロールターボやデュアルAVCS(可変バルブタイミング)を採用、圧倒的な出力特性と優れた燃費性能を両立するとともに、触媒の早期活性化を図ることで、優れた排ガス性能も実現しています。
組み合わされるトランスミッションは、高トルクに対応した専用リニアトロニックを開発。
Dレンジでの走行でSI-DRIVE「I」または「S」選択時、アクセルが高開度になるとステップ変速に切り替わる新制御を搭載し、リニアな加速を提供します。
「S♯」選択時は8段クロスレシオのステップ変速制御とし、よりスポーティな加速とダイレクトな変速を愉しめます。
またレヴォーグ、WRXS4では、充電制御システムの採用などにより燃費性能をますます高めたほか、レヴリミットを6500rpmまで引き上げ、さらにスポーティなエンジンへと進化しました。リニアトロニックも、シフト操作をした瞬間にエンジンやメーターが反応するスポーティな特性に仕上げるなど、操る歓びをいっそう高めています。
直噴エンジンのメリット
・出力向上と低燃費の両立ができる
・ダウンサイジングを実現することができる
・燃費効率をよくすることが可能に
採用車種
レヴォーグ 2.0GT系、WRX S4、フォレスター 2.0XT系
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