スバルテクノロジー:水平対向エンジンについてまとめてみました:簡易版

最終更新日:2016/07/12 公開日:

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みなさんがご存知の通り現在スバルは3種類の水平対向エンジンを造っています。こちらでは3種類の簡単な紹介をするとともに、FB系の開発に関わったスバル技術本部のお話をお届けします。




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EJ系
初代レガシィに搭載をして以来27年にわたって磨き続けてきた高回転・高出力のエンジンです。モータースポーツでのコンペティティブな使い方にも対応できるターボ専用のユニットで、WRX STIなどに搭載しています。

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FA系
2011年にデビューした新開発のエンジンで、NA(自然吸気)と直噴ターボの2タイプがあり、どちらもスポーティな使い方を意識しながら燃費や排気ガス性能は世界基準を満たす性能を持っています。WRX S4やレヴォーグ、フォレスターXTなどに搭載しています。

水平対向エンジン

FB系
2010年に搭載を開始した新エンジンです。このエンジンは水平対向ならではの静粛性とNAでこそ実現できる自然なトルク感を意識して開発したNA専用のユニットです。
長距離のクルージングを愉しむようなシーンでその実力を発揮しながら。登坂路など、必要な時には十分な動力性能を発揮します。燃費・排気ガス性能にも優れており
インプレッサ、レガシィアウトバック、レガシィB4などに採用されています。

FB系の開発に携わった開発者の方の開発当初のねらい
・燃費性能を上げること
・そしてNAでスバルの看板を背負えるようなパワーユニットに仕上げることでした。

スバル1000、レオーネに搭載したEA系や、レガシィのEJ系の時代は、1種類のエンジンの中でNAとターボ、排気量も1.5〜2.5リットルまでのラインアップをまかなっていたため、どうしてもターボ系にスポットライトが当たっていたのです。

 

FB系ではエンジンの外寸を変えることなくボア(シリンダーの直径)を小さくし、ストローク(ピストンが動く距離)を大きくすることに挑戦しました。
ボアを小さくしてストロークを大きくすると燃費性能をあげることができるからです。しかし、ピストンが左右に動く水平対向エンジンの場合、ストロークを大きくするとエンジン幅が広がってしまういう課題がありました。FB系はNA専用に開発することで、シリンダーを取り巻く部分でサイズダウンを図り、ストロークを左右で11mm長くしながら、トータルでは同じ外寸の中に収めたものです。その結果、燃費は11.8%向上することができました(FJ20型・FB20型で比較した場合)。ここがFBエンジンの最大の特徴と言えるでしょう。

水平対向エンジンだからできたこと
FBエンジンを搭載した新型レガシィやインプレッサは、燃費性能だけでなくジェントルな乗り味がお客様にご好評いただいています。
それは、NAに特化して開発を進めたことで振動が少なく、渋家で滑らかな回転という水平対お香エンジンがもともと持っている素性の良さを磨き上げた結果なのです。

先に課題をしてあげたピストンが左右に動くことは回転時に左右のピストンが互いの振動を打ち消しあうというメリットを生みます。そのため、他のエンジンでは振動や騒音を消すために取り付けるバランサー(重り)や遮音材の必要がなく軽量でコンパクトなユニットに仕上げることができるのです。

新型水平対向エンジンFB型は
シリンダーブロックを拡張してピストンのストロークを長くとっている。左右に広がった分はシリンダーヘッドを従来よりも薄くし、さらにはパルプを振動するカムの構造を変更したり、ロッカーカバーを薄くしたりすることで吸収し、トータルでEJ型と同じエンジンサイズを実現している。




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