スバルテクノロジー:スバルグローバルプラットフォーム それはスバルの骨格として開発されてきた次世代プラットフォーム
乗る人すべてに、さらなる安心と愉しさを。
SUBARUが培ってきた知見や技術力をすべて注ぎ込んで完成させた、次世代のプラットフォーム。それがスバルグローバルプラットフォームです。この度13年ぶりに生まれ変わることになりました。
スバルグローバルプラットフォームなら、道や天候を選ばず、乗る人すべてが気持ちの良いドライブを愉しめる。
走り出した瞬間から、街の交差点、高速道路、ワインディング、さらには雨や雪、風の強い日などの悪環境まで。
SUBARUの理想を叶えるこの新たなコアテクノロジーは、乗る人の安心と愉しさを深め、クルマのある人生をより豊かなものにしていく。という考えが集約されたプラットフォームです。(※プラットフォームとは、自動車の基本部分である「車台」と呼ばれる部分。プラットフォームで基本性能が決まってしまうので、その企業の商品戦略の大きな方針を明示することになるので注目されています。)
長時間運転をして、目的地に着く頃には疲れている。ということがありますよね。
コーナーをスムーズに曲がりたいのに、何度もステアリングを切り足してしまう。同乗者に「酔う」と言われてしまう。
スバルグローバルプラットフォームは、そんなストレスからドライバーを解放し、クルマ本来の愉しさを深めます。
このプラットフォームの特長は、
ステアリング操作に対して瞬時に正確にクルマが反応すること
このレスポンスの良さは、まるでクルマと神経がつながっているかのような圧倒的な一体感をドライバーにもたらします。その一体感は、「少なく済むステアリングの切り増し/戻し」「少なく済む修正舵」というメリットも生み出します。修正舵が少ないと、高速道路を長時間走っていても疲れにくく、コーナーでもイメージ通りにスムーズに曲がることができます。その安定した走りは、ドライバーにクルマを操る悦びを、乗る人すべてに深い安心感をもたらします。
乗る人すべてに、ドライブの愉しさを。
ドライバーの運転が自分の感覚と違い、不安を感じる。上下左右の揺れが気になり酔ってしまう。前席の声が聞こえにくく、会話に入れない…
SUBARUが考える走りの愉しさは、ドライバーだけのものではありません。スバルグローバルプラットフォームは同乗者のストレスも軽減し、安心で愉しいドライブを提供します。
このプラットフォームは、剛性の高さと抜群のステアリングレスポンスにより、揺れが少なく走りが安定しています。さらに不快な振動騒音が少なく車内が静かであることに加え、突起を乗り越えた時や悪路を走る時でも乗り心地が良いのも特長。音楽やお喋りを全席で共有できるだけでなく、微振動やショックの少ない快適なドライブを、すべての人が愉しめます。
スバルグローバルプラットフォームのメリットは走りだけに留まらず、SUBARUの強みである総合安全性能のレベルも大幅に引き上げます。徹底した高剛性化と低重心化により、優れた危険回避性能を実現。高められたブレーキ性能と相まって、突然の回避操作に対してもクルマが素早く反応します。また衝突安全性能も進化を遂げています。車体強度を高めるとともにフレームの通しを最適化し、衝撃を効果的に吸収するボディ構造を実現。世界中の安全アセスメントで高い評価を得ているSUBARUの衝突安全性能を、一段と高めています。
「動的質感」というテクノロジー。
「動的質感」とは、スバルグローバルプラットフォームの根幹をなす考え方で、ステアリングやペダル、クルマの動きなどから人が感じる“走りの気持ち良さ”のことです。疲れや酔いといった不快の原因は、主に「ステアリング操作からクルマの動き出しまでの時間」にあると私たちは考えています。この時間が長いと、人は自分の感覚とクルマの動きに微妙なズレを感じ、修正舵(ステアリングの切り増し/戻し)が重なり、クルマが不安定に動き続け、それが疲れや酔いを引き起こします。逆にこの時間が短ければ、人はクルマとの一体感を感じ、それは安心と愉しさにつながります。それが私たちが理想とする“動的質感の高さ”です。しかし動的質感は、感性の領域で感じる言わば“目に見えない性能”で、数値化することが困難でした。私たちは最新のテクノロジ―と専用の機器を投入し、操作から動き出しまでの時間を1/1000秒単位で解析。そこで得られたデータやこれまでのノウハウをもとに、ボディ各部や足回りの剛性を徹底的に高め、クルマの基礎となるプラットフォームを全面的に刷新しました。こうして完成したのがスバルグローバルプラットフォームです。それは人の感覚を徹底的に考え抜く、SUBARU独自のクルマづくりが辿り着いた革新なのです。