スバル初のEVソルテラを発表

最終更新日:2022/02/22 公開日:

ついにSUBARUは新型電気自動車「SOLTERRA(ソルテラ)」を世界初公開。 電気自動車ならではの新しい価値や、私たちが長年培ってきた「安心と愉しさ」という価値を詰め込むことで、これまでのSUVラインナップと同様に安心して使えるクルマに仕上げました。
SUBARUが初めてグローバルに展開するBEVとして「ソルテラ」を開発するにあたって目指したのは、今後SUBARUが生み出すBEVの礎として、今、BEVに求められるさまざまな期待を上回り、安心して選んでもらえる実用性を持ったクルマをつくること。同時に、SUBARUのSUVとして、SUBARUに乗り慣れたお客様にも「これは紛れもなくSUBARUだ」と感じてもらえるクルマであることです。
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「ソルテラ」は、BEVならではの新しい価値や、私たちが長年にわたって大切に培ってきた「安心と愉しさ」というSUBARUならではの価値を詰め込むことで、地球環境に配慮しながらも、これまでのSUBARUのSUVラインナップと同様に安心して使えるクルマに仕上げました。

「ソルテラ」の車両概要は、以下の通りです。

◇ エクステリア・インテリア

・エクステリアは、シームレスな造形のヘキサゴングリルでBEVらしいエネルギー効率の良さを表現しました。
そのグリルから始まる水平軸が通ったボディ、そして内側から張り出したダイナミックなフェンダーが、SUVらしい力強さを主張します。

・インテリアは、高さを抑えたインパネ造形と、ステアリングホイールの上から見るインパネ上部に配置したトップマウントメーター(SUBARU初採用)で、開放的な空間を実現しています。

◇ e-SUBARU Global Platform

・これまで高い評価を頂いているSubaru Global Platformで培った知見を活かし、BEV専用プラットフォームとしてトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)とe-Subaru Global Platformを共同開発しました。 e-Subaru Global Platformは、操縦安定性が高く、ドライバーのステアリング操作に対してリニアに反応する、SUBARUらしい動的質感の高い走りを実現します。

・また、BEVならではの構造として、車体下部に大容量バッテリーを搭載し、そのバッテリーを骨格の一部としても活用することで、低い重心高と、高いボディ強度・剛性を実現しています。

◇ 走行性能・AWD(全輪駆動)システム

・BEVならではのAWDシステムとして、前輪と後輪をそれぞれ別のモーターで駆動する新システムを採用しました。SUBARUが長年蓄積してきた4つのタイヤを緻密に制御する技術と、モーターだから可能になった高い応答性や自在な前後駆動力配分を活かし、4輪のグリップ力を最大限に使った安心感の高い走りを実現します。

・また、従来のSUBARU SUVモデルと同様に、悪路での安心感を高めるX-MODEを採用しました。新たに、悪路でも車両を安定させながら一定速度での走行を可能にするGrip Controlを追加することで、走破性をさらに強化しています。



◇ 安全性

・ボディ各部位の骨格形状の工夫や材料強度の最適化により、軽量化と、高い衝突安全性能の両立を実現しました。

・万が一の衝突の際は、複数のボディ骨格に荷重をスムーズに伝達する構造で効率的に衝突エネルギーを吸収。乗員を守ることはもちろん、高い安全性が求められるBEV特有の高電圧機器もしっかり保護します。

車両の詳細については、SUBARUオフィシャルWebサイト内のソルテラ特設ページをご覧ください。
<SUBARUオフィシャルWebサイト ソルテラ特設ページ>
https://www.subaru.jp/solterra/solterra/

ソルテラ1

「ソルテラ」は、「笑顔をつくる会社」をありたい姿に掲げるSUBARUが、地球温暖化や気候変動という課題に向き合い、将来に渡って笑顔をつくり続けていくための、重要な一歩を担います。
そして、2019年9月に新たな業務資本提携を結んだトヨタとSUBARUが、「もっといいクルマつくろう」を合言葉に、互いに強みとする技術や知見を持ち寄り、両社のエンジニアが切磋琢磨しながら共同開発したクルマです。

新型BEV「ソルテラ」は、2022年年央までに日本、米国・カナダ、欧州、中国等に導入を開始する予定です。

スバルらしいSUVを電気自動車でどう実現するか。
11月11日、パッテリー電気自動車=BEVの新型車、『SOLTERRA(ソルテラ)』を世界初公開した。スバルが初めてグローバルに展開するBEVだ。2022年年央までに日本、米国・カナダ、欧州、中国などに導入する予定。

ソルテラを開発するにあたってスバルは、安心して選んでもらえる実用性を持ったクルマをめざしたという。ソルテラは今後のスバルBEVの礎となるので、今、BEVに求められるさまざまな期待を上回ることが求められた。

ソルテラは、2019年9月に業務資本提携を結んだトヨタとスバルが共同開発したクルマだ。スバルのSUVとして、従来のスバルユーザーにも「紛れもなくスバルだ」と感じてもらえることも意図された。
ソルテラの開発では、BEVならではの新しい価値や、スバルが培ってきた「安心と愉しさ」という、スバルならではの価値を詰め込んだそうだ。

スバルは、「ソルテラを、地球環境に配慮しながらも、従来のスバルSUV各車と同様に安心して使えるクルマに仕上げた」と自負している。ソルテラは、「笑顔をつくる会社」を自らのありたい姿に掲げるスバルが、地球温暖化や気候変動に向き合い、将来にわたっても笑顔をつくり続けていくための一歩になる。

発表された日本仕様スペックでは、電気モーターは交流同期電動機。
駆動レイアウトはAWD(四輪駆動)とFWD(前輪駆動)があり、AWDは前後に最大出力80kWのモーターをそれぞれ装備し、FWDは150kWモーターをフロントに装備する。電池はリチウムイオン電池だ。一充電走行距離(WLTCモード、日本国内向け基準)はAWDが460km前後、FWDは530km前後となっている。

ソルテラは、スバルが初めてグローバルに展開するBEV。目指したのは、今後スバルが生み出すBEVの礎として、今求められるさまざまな期待を上まわり、安心して選んでもらえる実用性のあるクルマであること。それと同時に、スバルのSUVとしてスバルに乗り慣れたユーザーにも、「これは紛れもなくスバルだ」と感じてもらえることとスバルは説明している。

bZ4Xとの違いはまずフロントフェイス。フロントバンパーの形状が異なり、特にソルテラにはシームレスな造形のヘキサゴンが描かれている。また、ヘッドライト内部のデザインも違う…これはGR86/BRZの関係に似ている。

大きな面積を使った素地フェンダーは共通。ボディサイドも同じデザインだが、リヤコンビランプの形状に違いが見える。bZ4Xは横一線に光るタイプで、ソルテラはスバル車共通のデザインであるコの字に点灯するデザインとなっている。

ステアリングの上から見る位置に配置されたメーターなど、インテリアの基本デザインはやはり共通だ。bZ4Xで公開された、ステアバイワイヤシステムと異型ステアリングの組み合わせはソルテラにはない模様。

プラットフォームはトヨタと共同開発。トヨタでは「e-TNGA」、スバルでは「e-Subaru Global Platform」と呼ぶようだが、基本骨格は同じだ。だが、「操縦安定性が高く、ドライバーのステアリング操作に対してリニアに反応するスバルらしい動的質感の高い走りを実現」と説明しているあたりからも、bZ4Xとソルテラの走りの味付けは異なるのかも

2WD(前輪駆動)と4WDを用意するのはbZ4Xと共通。4WDには、悪路でも車両を安定させながら一定速での走行を可能とするグリップコントロールを追加したX-MODEを設定するも同じだ

今回公開されたソルテラのスペックとbZ4Xを比べてみると、意外な部分に違いがあった。それは車両重量と2WDモデルの一充電走行距離だ。

bZ4Xの車両重量は、2WDが1920kg~、4WDが2005kg~なのに対し、ソルテラは2WDが1930kg~、4WDが2020kg~となっている。つまり、ソルテラのほうが重いのだ。ソルテラにのみ、歩行者保護エアバッグなどが採用されているのかも?

そして一充電走行距離。4WDは460km前後と共通だが、2WDはbZ4Xが500km前後、ソルテラが530km前後とソルテラのほうが航続距離が長い。駆動用バッテリー(リチウムイオン)の総電力量は71.4kWhと共通だから、タイヤの設定違いによるものだろうか? 興味深い。

ちなみにbZ4X公開時に明かされた、年間約1800km走行分の電力を発電するソーラールーフはソルテラにも設定あり。これはbZ4X同様にオプション設定になるはずだ。

GR86/BRZはスバルが生産、bZ4X/ソルテラはトヨタが生産。両社の協力関係の強さが垣間見える新しいBEVの登場だ。

なお、bZ4X同様にソルテラも2020年年央までに日本、米国・カナダ、欧州、中国などに導入予定としている。




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