タカタエアバッグ問題、スバルが米国で旧モデルリコール
米道路交通安全局(NHTSA)は5日、富士重工業<7270.T>の米現地法人スバル・オブ・アメリカが、レガシィやインプレッサなどの旧モデル車両約5000台をリコール(回収・無償修理)していると発表した。
助手席側に装備されたタカタ<7312.T>製エアバッグのインフレーターが破裂し、金属片が飛び出す恐れがあることをリコールの理由に挙げた。
スバルによると、リコールの対象は2003─05年モデルのレガシィ、アウトバック、バハのほか、フロリダ、ハワイの2州とプエルトリコ、米領バージン諸島で登録された2004─05年モデルのインプレッサ。
スバル・オブ・アメリカの広報担当は、リコールの対象となった車両のエアバッグ・インフレーターに不具合は確認されておらず、同問題に関連したけがなどの報告もないとしたうえで、リコールは厳重な予防措置と説明した。