「レガシィ」国内で消滅、36年の歴史に幕
『レガシィアウトバック』日本での販売終了
『レガシィアウトバック』が、2025年3月末をもって日本での販売を終了することが発表されました。これにより、『レガシィ』は36年の歴史に終止符を打つこととなります。
かつてステーションワゴンブームを牽引したこのシリーズの終焉に、SNSでは多くのファンから悲しみの声が寄せられました。
レガシィの歴史
初代レガシィは1989年に登場。『レオーネ』の後継モデルとして、ステーションワゴンの地位を確立しました。
レガシィアウトバックはレガシィの一バリエーションとして、1994年に北米でデビュー。翌年、日本では「レガシィグランドワゴン」として導入されました。
2014年にはツーリングワゴンが終了、セダンも2025年春に終了予定。アウトバックのみが唯一のレガシィとして残るかと思われましたが、セダンと同時に幕を閉じることとなります。
現行レガシィアウトバックの特徴
最新モデルには安全性能を高めた「新世代アイサイト」が全車に標準装備されており、360度のセンシングを実現。さらに「アイサイトX」により、高速道路での高度な運転支援が可能です。
エンジンは2.5リットルから新世代1.8リットル水平対向4気筒直噴ターボエンジンへダウンサイジングされ、300Nmの高トルクを発生します。滑らかな加速と燃費性能を誇るこのモデルは、デザインコンセプト「Active & Tough」のもと、タフで先進的なイメージを兼ね備えています。
特別仕様車「30th Anniversary」
終売に合わせて500台限定の特別仕様車「30th Anniversary」が発表されました。
ブラックのフロントグリルやルーフレール、ドアミラーなどを採用したエクステリアはスポーティさを強調。また、アイボリー×ブラックナッパレザーの本革シートやシートベンチレーション、運転席のクッション長調整機能が搭載され、快適さと走行安定性が期待されます。
SNSでの反応
販売終了が発表されると、X(旧Twitter)ではファンからの悲しみのコメントが目立ちました。
「レガシィがなくなってしまうのか」
「レガシィという車は日本から消滅するんやな…」
「やっぱり売るのやめちゃうのね」
また、「サイズ的に日本向きでない」といった意見も見られ、コンパクトなレヴォーグレイバックの登場が終売の一因とするコメントもありました。