「水野和敏的視点」 vol.59 「スバル・レヴォーグ1.6GT EyeSight」

最終更新日:2017/01/29 公開日:

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今回の主役は「スバル・レヴォーグ」。「レガシィツーリングワゴン」の実質的な後継モデルにして、“日本市場専用”とうたわれるスバル渾身(こんしん)の作は、ミスターGT-Rの目にどう映る?

■“慣れ”に頼っていないだろうか?

今回はちまたで話題のニューモデル「スバル・レヴォーグ」を取り上げます。このクルマは日本市場を見据えて、ボディーサイズを抑えたことが話題になりました。北米を向いた「レガシィ」が、おそらく今後、ますます大型化することに対応したのでしょう。国内では、実質的にレガシィの後継となるツーリングワゴンです。



エンジンは、1.6リッターと2リッターの2種類。いずれももちろん水平対向エンジンで、ターボで過給されます。直噴機構が採り入れられ、JC08モードのカタログ燃費は、1.6が16.0~17.4km/リッター、2リッターは13.2km/リッターと記載されます。価格は、1.6が266万7600~305万6400円。2リッターが334万8000~356万4000円になります。

いきなり結論めいたことを言います。レヴォーグは、いかにもワゴンを造り慣れたスバルらしい、そつなくよくできたクルマです。しかし一方では、「ワゴンとはこうしたものだ」という思い込みと慣れ……といったら言い過ぎですが、既存の概念にとらわれすぎているところも感じます。せっかくのワゴン専用ボディーなのですから、もっと基本に立ち返って理想に向かってほしかった、という部分もあるというのが正直なところです。

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