新型XVはアクティブなユーザーに支持されている?

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現代の消費嗜好は、かつてのそれとは大きく異なります。ただひたすらに量をこなすことが美徳で、「24時間戦えますか」と叫んでいた時代は、装飾品や食べ物などは「高級」であることに価値があり、それが憧れでした。

しかし、ワークライフバランスが重要な現在は、ただ「高級」であることに意味はなく、品質と価格のバランスが良いモノが人気を集めています。また、そういったモノに対する消費が縮小する一方で、拡大しているのが経験や知識といった事柄に対する消費であり、「ここならでは」の体験は注目を集めています。

そんな新時代にピッタリのSUVが発売されました。それが新型「スバル・XV」です。通算で三代目となる新型「XV」。

すでに販売されているハッチバック・インプレッサと同じく、新開発プラットフォームの「スバルグローバルプラットフォーム」の採用はもちろん、最新のアイサイト(ver3)や歩行者保護エアバッグも搭載し、クルマに不可欠の性能が全方位で進化しています。

しかし、初代と二代目まではハッチバックの「インプレッサ」をベースにSUVテイストをまぶした派生モデルといった印象が強かったのに対し、開発陣を率いた井上正彦氏は「XVが本丸」であることを強く意識していたと言います。


というのも、グローバルでの販売台数を見ると欧州では「インプレッサ」よりも「XV」の割合が高く、また中国では「XV」のみの販売。「フォレスター」や「レガシィアウトバック」と合わせると、スバルの販売台数のうち約8割がSUVであることが背景にあります。

また、新型の開発に際して行なった調査で、「XV」はアウトドアレジャーの道具を載せて出かける機会が多いアクティブなオーナーが多く、ファッション性より走行性や耐久性を期待していることが判明。先代と同じく最低地上高を200mmとしただけでなく、スイッチひとつで悪路専用の制御に切り替えられるX-MODEを一部グレードに標準搭載し、オフロードでの走行性能を向上させています。

このように「XV」に期待される実力を磨いてきた一方で、内外装の仕立ても「XV」らしさを強調したのが新型の特徴。

SUVらしさを際立たせるスタンスと個性的なデザインのアルミホイール、そしてボディカラーを「XV」が「XV」であることを主張する三要件として定め、それぞれをブラッシュアップ。例えば、18インチアルミホイールはショベルカーが地面を削り取るような力強さを表現したとのこと。

さらに価格は、1.6L水平対向エンジンを積む「1.6i EyeSight」は安全装備が充実しつつ198万円(税抜き)、X-MODEが備わる「1.6i-L EyeSight」で208万円(税抜き)とリーズナブル。まさに、現代のトレンドにピッタリの1台です。

記事:今 総一郎


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