新井敏弘、逆転で今季3勝目を獲得!:2016年全日本ラリー選手権第7戦 RALLY HOKKAIDO

最終更新日:2016/10/03 公開日:

新井敏弘、逆転で今季3勝目を獲得!
9月25日(日)、北海道帯広市を中心に開催された全日本ラリー選手権第7戦『RALLY HOKKAIDO』はすべての競技を終了し、SUBARU WRX STIの新井敏弘/田中直哉が前日2番手からの逆転優勝を果たしました。鎌田卓麻/市野諮は3位、再出走を果たした勝田範彦/石田裕一はデイポイント獲得に成功しています。

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ラリー最終日はSS12〜16の5SSで争われました。前日の段階で首位から6.2秒差の2番手につけていた新井はセッティングを変更して猛追、SS12、SS13と2連続でベストタイムをたたき出します。そしてこの日最長となるSS14で3.2秒差のトップに立つと、そのまま差を広げてフィニッシュ。これで新井は第6戦モントレーに続く連勝となり、今シーズン3勝目を獲得しました。




新井は「前日タイムが伸びなかったので、クルマのセッティングを変更しリヤにトラクションをかけるようにして、ようやくタイムを出すことができました。」とラリーを振り返りました。3位の鎌田は「今日はトラブルが出てしまったので、抑えて走り切ることに専念しました」とコメント。初日に離脱してしまった勝田は「もう残り2戦は勝つしかないですね。次戦はロングステージがないので僅差の戦いになると思いますが、気持ちを切り替えていきます」と、次に向けての意気込みを語っています。

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ディーラーメカニックコメント「スピード感覚の違いに驚きました」
担当車両:富士スバルアライモータースポーツWRX
笹川 洋成(ささがわ ひろなり) 27歳
兵庫スバル自動車株式会社 加古川店 メカニック
メカニック歴7年
以前からWRC(世界ラリー選手権)やSUPER GTなど、モータースポーツへの興味があり整備士になったと語る笹川。「ここ数年、毎年のように86/BRZレースと全日本ラリー選手権のディーラーメカニック募集告知が行われています。是非参加してみようと応募しました」と、今回参加した理由について説明してくれました。
「会社と違い限られた工具での作業ですし、量産車にはないパーツがたくさん装備されていたのには戸惑いました。また、スピード感覚が速いことにも驚きました。普段の倍以上の早さで動かないと、30分や45分といった制限時間に間に合いません。同時に正確性も求められるので、本当に緊張感がありました」と、ラリー独特の環境についてコメント。

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「トルクレンチの増し締めに関しては普段から心がけているので、それは役に立ったと感じています。限られたスペースや工具でも作業ができることが分かりました。例えば、お客様に対する出張作業などにおいて、今回の経験は活きてくると思っています。リフトに頼らず、工場の外でジャッキを使うことも問題なくなりそうです。普段ではできない、本当に素晴らしい経験になりました」と、今回のラリーに参加したことで得られたものを振り返りました。
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