スバル「レヴォーグ」が“日本一安全な車”に 軽も5つ星初獲得 自動車安全性能2020発表
2020年度の「日本で一番安全な自動車」に、スバルの新型「レヴォーグ」が選ばれた。
2021年5月25日、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が、自動車の安全性能を評価・公表する「自動車アセスメント」の2020年度結果発表会をオンラインで開催した。
両者は、ユーザーが安全性の高いクルマを選びやすい環境を整えるとともに、メーカーに対してより安全な製品の開発を促すため、毎年、クルマの安全性能に関するさまざまな評価試験を行い、その結果を発表している。
評価は、事故時にクルマの乗員や歩行者を守る衝突安全性能(100点)、衝突しそうなときにブレーキをかけたり警報を発したりといった事故を未然に防ぐ予防安全性能(82点)、さらに事故自動緊急通報装置の有無やタイプ(8点)で決定。合計点数(190点満点)を5段階に分けて星の数で表す。
安全性で最高評価の5つ星が付いた車種は「ファイブスター賞」、その中で最高得点を獲得した車種は「ファイブスター大賞」としてそれぞれ表彰している。
2020年度のファイブスター大賞は、186.91点のスバル「レヴォーグ」が選ばれた。衝突安全は96.91点、予防安全は82点満点、事故自動緊急通報装置も8点満点を獲得している。
ファイブスター賞は、トヨタ「ハリアー」177.68点、「ヤリスクロス」175.70点、「ヤリス」173.41点、日産「デイズ/デイズハイウェイスター」175.72点、ホンダ「フィット」174.40点がそれぞれ受賞した。日産「デイズ/デイズハイウェイスター」は、軽自動車として初の「ファイブスター賞」獲得となる。
このほか、評価対象となった車種では、日産「キックス」172.03点、三菱「eKワゴン/eKクロス」167.72点、ダイハツ「タフト」161.68点、スズキ「ハスラー」・マツダ「フレアクロスオーバー」146.93点となっている。